請求処理・請求書印刷画面について

適用案件バージョン:「v.1」(案件バージョンについてはこちら

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 画面構成

 「請求処理・請求書印刷」画面は未来の入金を記録・印刷・表示する画面です。未来の収入を予測したり、実際の入金と比較して回収率を計算したり、回収率の悪い案件の特徴を抽出したりするために重要な機能を持っています。
 最上部の緑色の1行は編集モードの表示です。編集モードについてはこちらを参照してください。

  この画面は会計情報表示パッドで構成されています。①と②は固定されていて必ず一つ、この順で表示されます。③と④は請求書や分割請求書の作成状態により表示順も個数も変動します。
 ①は「全項目集計パッド」で、請求と回収に関する集計情報を表示します。
 ②は「請求項目パッド」で、請求項目を作成・表示する他、それが構成要件となっている請求書や分割請求書を作成します。
 ③は「分割請求書パッド」で、分割請求書の印刷・状況表示・管理を行います。
 ④は「請求書パッド」で、請求書の印刷・状況表示・管理を行います。

  ①~④のすべてのパッドは、表題部の三角マークをクリックすると閉じたり開いたりすることができます。パッド全体をスクロールすることもできますが、素早く下方にあるパッドを参照したいときは、上部のパッドを閉じてください。
 なお、①の全項目集計パッドおよび完済されている請求書パッドないし分割請求書パッドは最初から閉じられています。

 全項目集計パッド

 全項目集計パッドは「請求先別一覧」「請求内容別一覧」「書類別一覧」の三部に分かれています。
 「請求先別一覧」は個別の請求先をクリックして選ぶことにより「請求内容別一覧」「書類別一覧」の内容を、それぞれの請求先の集計内容に変化させることができます。なお、(全員)を選んだ場合は全体の集計内容になります。

 「請求内容別一覧」は費目別に集計した内容を構成比とともに表示します。
 案件による特徴的な差異を発見する契機になるほか、異常な状態を早期に発見する助けになります。
 集計範囲は「請求先別一覧」で選択された請求先によって変化します。

 「書類別一覧」は、まだ請求書ないし分割請求書に組み入れていない請求項目の総額を知ることができます。さらに、請求書と分割請求書のバランスを判断する助けになります。請求書の完済率が低い場合は、分割に組みなおすことを検討してください。
 集計範囲は「請求先別一覧」で選択された請求先によって変化します。

 請求項目パッド

  請求項目パッドは一覧表と右上部の操作ボタンで構成されています。

 一覧表の構成は以下の通りです。
[請求項目番号]
 データベースが一意のデータとして識別するID番号です。この番号を基に全てが処理されます。
[請求先]
 請求先の氏名・名称です。登録された人物・団体のID番号を基に表示しています。人物・団体の登録名称が変更されれば、この表示名称も一斉に変わります。
[費目]
 請求原因となる費目です。プログラム上の番号に対応した名称を表示しています。

[備考]
 追加情報を表示します。
[費用支出番号]
 請求原因が立替費用の支出にある場合、支出を記録した入出金項目番号が表示されます。入出金項目は「入出金処理・領収書印刷」画面に表示されます。

[本体価格]
 消費税を除いた請求額です。入力時、税込・税抜きの選択に関わらず内部で計算され表示されます。
[税率]
 消費税率の「%」表示です。
[税込合計]
 消費税を加えた請求額です。実際に請求される金額です。

[入金額]
 請求項目に対する支払額です。請求書や分割請求書に対して支払いがあった場合は、充当順に従って配分された金額になります。なお[税込合計]額を超える金額は超過入金処理となるため、同額を超えることはありません。
[請求残額]
 [税込合計]から[入金額]を差し引いた金額です。

[請求書組入]
 請求書に組み入れて発行したい場合にチェックを入れ、上にある「請求書作成」ボタンをクリックします。
[分割組入]
 分割請求書に組み入れて発行したい場合にチェックを入れ、上にある「分割請求書作成」ボタンをクリックします。
 上記いづれの列も一括してチェックできる右ボタンメニューが用意されています。それぞれの列を右ボタンでクリックすると利用できます。
 なお、請求先が異なる請求項目を同一の請求書ないし分割請求書に組み入れることはできません。

[操作]
 請求項目の変更・削除を行うメニューを表示します。
 「V」と表示されている場合にメニューが使えますが「?」と表示されている場合は使えません。「?」をクリックすると、これまでの入出金経過と変更・削除するためのヒントが表示されます。
 変更・削除できない場合には、立替費用請求のように前提となる支出が存在する場合、すでに一部または全部の支払があり入金が確定している場合などがあります。

 操作ボタンは以下の3つです。
[請求項目作成]ボタン
 請求項目を作成する画面を表示します。
[請求書作成]ボタン
 一覧表の[請求書組入]列でチェックした請求項目を組み入れた請求書作成画面を表示します。請求書に組み込まれた請求項目は、作成された請求書パッドに移動します。
[分割請求書作成]ボタン
 一覧表の[分割組入]列でチェックした請求項目を組み入れた分割請求書作成画面を表示します。分割請求書に組み込まれた請求項目は、作成された分割請求書パッドに移動します。

 分割請求書パッド

  分割請求書パッドには2つの一覧表と2つのグループの操作ボタンがあります。

  上部にある一覧表は組み込まれている請求項目の一覧です。請求項目パッドの一覧から不要な[請求書組入]列と[分割組入]列を割愛した表になっています。各列の説明については請求項目パッドの参照してください。
 なお、操作メニューは請求項目の場合と異なり、「削除」ではなく、組み入れから外して請求項目パッドに戻すことを意味する「解除」になっています。また、前後に関連する入金や支出があると「変更」できない場合があります。
 変更も解除もできない場合は「V」が「?」に変わります。これをクリックすると関連する入金・出金の経緯、変更・解除するための操作ヒントなどが表示されます。

  下部の一覧表は分割表です。
[回数]
 分割回数です。
[支払期限]
 分割の支払期限です。支払期限を過ぎても分割請求残額がある場合は、行全体が赤字で表示されます。
[分割請求額]
 分割した各回の請求額です。分割端数は初回に集約されます。2回目以降は均等割りになります。
[支払後総残額]
 分割請求額が支払われた後の全体の残額です。支払が滞ったときの損金を知る目安になります。当然のことながら最終回は0になります。
[入金充当額]
 支払金額を各回に充当させた金額です。分割金を超える入金は、次回の分割金に回されます。前回の支払いが無いまま今回分を支払うことは認められません。
[残額]
 各回の残額です。[分割請求額]と[入金充当額]の差額です。最終回まで回しても、なお余る金額がある場合は超過入金処理になります。したがって[残額]がマイナスになることはありません。
 [充当請求項目]
 各界の支払いが、どの請求項目への支払いと見なされるかの表示です。

  右上部にある操作ボタンには以下のものがあります。
[印刷]ボタン
 分割請求書を管理者がデザインした形式に従って印刷します。プレビュー画面が表示されるので、印刷内容を事前に確認できます。
「*」ボタン
 プリンター設定画面を表示します。分割請求書の印刷は「通常用」のプリンターと設定で行われます。プリンターの設定についてはこちらを参照してください。
[変更]ボタン
 分割請求の分割数、初回期限などを変更する画面を表示します。なお、支払い状況により変更できなくなります。
[解体]ボタン
 分割請求書を削除し、組み入れられていた請求項目を請求項目パッドに返します。なお、支払い状況により解体できなくなります。

  請求項目一覧表の右にある操作ボタンには以下のものがあります。
[新規項目追加]ボタン
 請求項目作成画面を表示します。作成した請求項目は、この分割請求書に自動的に組み入れられます。なお、支払い状況により組み入れられなくなります。
「リストから項目追加」ボタン
 まだ残っている同じ請求先の請求項目を一覧できる画面を表示します。一覧でチェックし「組入」ボタンをクリックすると、この分割請求書に組み入れられます。なお、支払い状況により組み入れられなくなります。

  一覧表の左側に回収率を示す円グラフがあります。回収済みは緑色で、期限切れ未回収は赤色で表示しています。これが全て緑色になるオールグリーン(All Green)が理想的です。
 分割表タイトルの下部の表は具体的な回収額と回収率を表示しています。

 請求書パッド

 請求書パッドは分割請求書から分割表を除いた構成になっています。したがって分割請求書の該当部分の説明を参照してください。