入出金表の新規登録と編集

適用案件ヴァージョン:「v.0」

このページの記事:入出金表の新規作成 入出金表の編集 行の削除 入出金表自体の削除
 入出金表の印刷 入出金表のCSVファイル出力
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 入出金表の新規作成 

 案件概要パッドの「追加」ボタンをクリックするとメニューが表示されるので「入出金表」を選びます。

 勘定元を設定する画面が表示されるので、勘定元を選びます。勘定元は入出金の利害を直接受ける主体です。通常は当該法律事務所になります。受領する相談料、着手金、報酬などを記録しておくと、会計処理を行うときに便利です。
 また【立替実費】を記録し請求リストの印刷をすることもできます。立替実費の記録は案件概要の実費請求額と連動していて、出金額の合計が実費請求額になります。
 ここでで作成された入出金表には、この案件で受領された金額、案件のために支出された金額を記録します。別の案件にかかわる入出金を記録してしまうと、後日の検証時に混乱します。当該事務所の全体の入出金を参照するには、会計管理権限が必要です。会計管理権限は所長から委譲してもらえます。

 所属事務所を勘定基にする場合は、このまま「設定」ボタンをクリックします。
 【立替実費】を記録したり、依頼人などの財産を管理をしたりする場合は、「参加人・関係人またはそれらの【立替実費】」ボタンをクリックします。案件に登録されている人物・団体がリストアップされるので、その中からクリックして選びます。緑地に白抜き文字になっている方が選ばれている行です。
 名前の後ろに【立替実費】と書かれている行を選ぶと、名前の人物が本人となる立替実費表が作成されます。名前のみの行を選ぶと、名前の人物を勘定元とする入出金表が作成されます。
 [立替実費]ないし勘定元を選んだら「設定」ボタンをクリックします。

 設定が終わると空の入出金表が表示されます。
 このまま何も編集せずに案件を閉じてしまうと、この入出金パッドは消えてしまいます。また案件の「再ロード再表示」をしたときも消えます。これは、入出金記録の無いパッドは表示しないようになっているからです。入出金表が必要な場合は、もう一度、上記の手順を実行してください。

 【立替実費】表の場合は項目名が異なり下図のようになります。

 入出金表の編集 

 入出金表を編集するには表示された入出金パッドの下部にある「編集」ボタンをクリックします。
 このとき、案件自体が持出されてはいないか、同じ入出金表を別のユーザーが編集中ではないか、既に入出金表が削除されていないかを一瞬でチェックします。その結果、操作を続行できないことが判明した場合は、その旨を表示して編集用画面は表示されません。
 勘定元の編集画面は下図のようになります。

 【立替実費】表の場合は項目名が異なり下図のようになります。

 「お支払」チェックは、この費目の立替実費が本人から入金されたときにチェックを入れます。なお、案件概要の実費回収額には連動しません。実費回収額に連動するのは事務所入出金表で「実費~」を費目とする入金額です。事務手順としては事務所への入金を登録してからチェックを入れてください。
 「本人」には名前が自動的に入ります。(編集できません。)
 最下行の「入金額」枠には事務所入出金表に本人名で入金された「実費~」を費目とする入金額の合計が入ります。「⇒差額」枠には「お支払」チェックされた立替金の合計と入金額の差額が入ります。

 「日付」の入力は右ボタンメニューで行います。「----/--/--」の部分をマウスの右ボタンでクリックしてください。日にちと月をサブメニューに持った年別のメニューが表示されるので、年号→年→月→日の順に選んでいってください。
 「宛先」の右ボタンメニューには定型的なものと、この案件の参加人が選べるようになっています。メニュー項目は事務処理に合わせて修正可能です。弊社オペレーターにご相談ください。
 既定の「費目」の右ボタンメニューは次のようになっています。先頭に「●」が付いている項目が選ばれると消費税額が自動的に「\0」になります。


 「入金」か「出金」のいずれかに金額が入ります。一方に金額を入れると他方は自動的に「\0」になります。両方に金額を入れることはできません。いずれにも入る項目は二行に分けてください。
 数字のみを入力してください。「\」マークとカンマは枠を移動したとき自動的に入ります。 画面下部の枠には入金列・出金列の合計と、それらの差し引きが表示されます。
 一つでも項目の入力が完了すると、左端が「*」の行が追加されます。
 編集が終了したら「保存」ボタンをクリックしてください。データベースにデータが登録され、元の画面に戻ります。【立替実費】方の場合「⇒差額」枠がマイナスになっていると次のような画面が表示されます。

 「はい」をクリックすると記録を保存し元の画面に戻りますが、「いいえ」をくりっくすると編集を続行することができます。

◆ 未回収金の自動計算について
 費目の「着手金」「報酬金」「実費」の三項目については、案件に登録された請求額と差額が計算され、未回収金が自動計算されます。この機能が正しく動作するためには、費目の最初の文字列が「着手~」「報酬~」「実費~」となっていなければなりません。したがって分割回収項目を「第一回報酬金」としてしまうと回収金と認識されません。この場合は「報酬金第一回」としてください。
 【立替実費】の場合、請求額が自動計算されます。実費請求額を手動で設定する方法はありません。

◆ 会計帳簿との関係について
 会計帳簿では現金の入出金だけを記録し、銀行振り込みによる入金は別の帳簿に記録します。ちなみに、領収書の発行も現金に対するものだけで、銀行振り込みに対して領収書を発行することはありません。銀行が既に領収書を発行しているからです。
 この会計帳簿の処理に一致させるなら、この入出金表には現金の入出金のみを記録します。銀行振り込みについいては、業務日誌に記録します。
 会計帳簿との一致は無視して、この入出金表に記録を集約させたい場合は、現金・振込みの区別なく記録し、費目枠に「現金」か「○○銀行振込」を付記しておきます。依頼人の支払い状況を一目で把握したい場合は、この方法が良いでしょう。
 いずれの処理を採用するのか、事務所内で決めてください。

 行の削除 

 はじめに不要な行の左端のヘッダー部分(図の三角マーク部分)をクリックして選択状態にします。次に編集画面右側にある「行削除」ボタンをクリックします。

 確認画面が表示されるので「はい」をクリックすると削除されます。「いいえ」をクリックすると何もしません。

 入出金表自体の削除 

 入出金表自体を案件から削除するにはタイトルの右ボタンメニューの「操作」から「削除」を選びます。

 確認画面が表示されるので、「はい」をクリックすると入出金表は案件から取り除かれ、入力された記録も削除されます。

 入出金表の印刷 

 入出金パッドの右下にある「印刷・出力」ボタンをクリックします。
 メニューが表示されるので、「レポート印刷」を選びます。

 印刷プレビュー画面が表示されるので、内容を確認し、印刷部数や印刷ページを設定して「印刷」ボタンをクリックしてください。プリンター設定で通常用に指定されたプリンターで印刷されます。
 プリンターの設定についてはこちらを参照してください。

 【立替実費】表の場合は印刷メニュー項目名が右のように変わります。この「請求書・レポート印刷」を選ぶと印刷項目と印刷体裁を選ぶ下図のような画面が表示されます。

 印刷項目は未回収と回収済みを区別するか、同時に印刷するかを選べます。請求書であっても、これまでの支払状況を参照してほしい場合は「未回収・回収済みの全て」を選んでください。
 文書体裁は「請求書」を選ぶと請求する文言を付加した体裁で印刷します。下図は請求書体裁のプレビュー画面です。

 入出金表のCSVファイル作成 

 入出金パッドの右下にある「印刷・出力」ボタンをクリックします。メニューが表示されるので「CSVファイル出力」を選びます。
 CSVファイルはカンマ区切り形式ファイルとも呼ばれている形式のファイルで、エクセルなどの表計算ソフトに取り込める形式のファイルです。事務所の経理を何らかの会計ソフトで行っている場合、そのソフトに取り込んで経理データを楽に作成することができます。

 ファイル保存画面が表示されるので保存場所とファイル名を決めてから「保存」ボタンをクリックしてください。ファイル作成を中止したい場合は「キャンセル」ボタンをクリックします。