人物・団体の案件登録前チェック


 登録前チェックとは

 登録前チェックとは、案件を登録する前に、目の前の相談者が既存案件の依頼人と利益相反関係にあるかどうかを確認することです。
 法務ベース3では、とりあえず案件を登録してから、人物・団体を等速する際に、二重登録確認の中で、同じチェックを行うことができます。しかし、事前に調べることができれば、その場で丁重な対応が可能であり、利用価値の低い情報がデータベース内に残ることも防ぐことができます。

 チェック画面の表示

 チェック画面は、主画面(メインフォーム)の「人物・団体」メニューから「人物・団体の案件登録前チェック」を選ぶと表意されます。ショートカット・キーがあるので、[Ctrl](コントロールキー)を押しながら[M]キーを打っても表示されます。

 チェックの実際

 この画面は「二重登録の確認」画面を流用しています。
 フリガナ枠に相談者の名前の一部をカタカナで入力し、[Enter]キー(リターンキー)を打つと、その読みに該当する人物・団体がデータベース内にあれば、その一覧が表示されます。フリガナ枠ではIME(インプットメソッド)が自動的にカタカナモードになります。(Windows 7 の場合)
 該当者がいなければ、何も表示されません。利益相反にはならないことを意味しているので、そのまま「戻る」をクリックして画面を閉じてください。
 この図では、「タロウ」の読みがある人物を4名リストアップしています。相談者が「川野太郎」であった場合、上の一覧からマウスでクリックし、真ん中にある「「川野太郎」の利害関係チェック」ボタンをクリックしてください。データベース内の案件を検索して、消費者問題案件で依頼人であること(あったこと)を表示します。

 相続に関係する場合は、単に依頼人か相手方かで利益相反が決まるわけではないので、他の人との関係性にも注目して判断してください。

 もし「川野太郎」が複数の案件に関係し、それらの案件について詳細を知りたい場合は、主画面に戻って「案件検索」の「法務カルテ」を利用してください。「法務カルテ」については、こちらを参照してください。

 相談者が、既存案件の相手方であるか、相手方であった場合は、次のような表示になります。