四半期毎 案件数推移の参照

過去5年間の案件数の推移を四半期毎に集計して表示し
案件種別による違い、スタッフによる違いを明らかにするほか
登録から受任できた受任率を分析します。


 参照画面の表示

 主画面の「集計・統計」メニューから「四半期毎 案件数推移」を選びます。
 画面が表示されてから結果が表示されるまで、少し時間がかかります。これは、分析の元になるデータを事前に全て取得しているためです。表示後の操作による表示の待ち時間は、ほとんど有りません。

 集計データの選択

 分析の元になるデータを「登録日で集計」したものにするか、「受任日で集計」したものにするか選ぶことができます。最初は「登録日で集計」が選ばれています。
 登録件数が多くても受任件数が少なければ経営的にはマイナスなので、両者を見比べる必要があります。この点を明らかにする指標の一つが「受任率 %」です。
  受任率は登録された案件数を受任した案件数で割った百分率です。登録日で集計したデータを元に、それらが受任されているかを調べて計算しています。受任率が極端に低いとき、案件固有の特長によるものか、スタッフの力量によるものかを見極める一つの指標になります。
 受任率を表示するグラフの先頭にある数字は、集計元の案件登録件数です。割り算の分母に相当する数値にあたります。この数値が少ないときの受任率は、あまり信頼性がありません。受任率を参照するときは、この数値にも注目してください。
 「登録日で集計」を選ぶとグラフが緑色に、「受任日で集計」を選ぶと青に、「受任率 %」を選ぶと茶色になります。

 結果配列の選択

 集計結果を並べる方法を選択できます。表示文字の色は集計データの選択にしたがって変わります。
[年でグループ化]
 年毎にⅠ期~Ⅳ期まで並べる方法で、最も一般的な配列です。時の経過による変化が良く分かります。
[期でグループ化]
 同じ期を一つのグループにまとめ、年による変化をみる並べ方です。季節による変動を見やすくする配列ですが、このような分析が法律事務所の経営に必要かどうかは分かりません。しかし、依頼人動向の調査が全く行われていない現在、試験的に見ておく必要はあるでしょう。
[年間集計]
 年毎にまとめて表示します。Ⅰ期~Ⅳ期を合計した件数になります。

 リストの構成と種類

 分析結果を表示するリストは7つあり、次のような構成になっています。

 主リストには選択されたデータの種類と配列にしがったリストが表示されます。下の図のように2009年第Ⅲ期をクリックして選ぶと、その内訳を、案件の種類で分類したリストと、スタッフで分類したリストに表示しますが、両者を同時に表示するほど画面に広さが無いので、右の図のタブで選択してください。

 [認知契機]は案件登録時に入力したマーケッティング情報の集計です。入力する場所についてはこちらまたはこちらを参照してください。認知契機の項目ごとに「推移」「種別内訳」「スタッフ内訳」の分析リストを参照できます。

 円グラフ

 登録件数または受任件数の「種別内訳リスト」「スタッフ内訳リスト」「認知契機内訳リスト」の三つについては、各タブにある「円グラフ」ボタンをクリックするすることにより円グラフで表示することができます。(もう一度「円グラフ」ボタンをクリックすると消えます。)
 円グラフによって全体の半分を占める重要な項目が何かを視覚的に知ることができます。重要項目の個数が少ない場合、運営の偏りに注意してください。

 円グラフを表示したままでも主リストの選択行を変えることができ、グラフの内容も直ぐに選択行に従った表示に切り替わります。
 集計データの選択で「受任率」を選ぶと円グラフは消えます。

 集計元の案件リストの表示とロード

 各リストの行をダブルクリックすると集計元になっている案件のリストを表示する画面が表示されます。集計結果に疑問がある場合、元のデータを調査することができます。

 リスト表示された案件の詳細を確認したり、データを修正したい場合は、その案件の行をクリックして選び、「選択案件をロード」ボタンをクリックしてください。一番パネルに案件がロードされます。なお、別の案件を連続してロードできますが、ロードするたびにロードされるパネルが一番~三番に変化します。
 ロードした案件を参照するために主画面に戻る場合は、[ESC]キーを二回打つと素早く戻れます。

 印刷

 リストの選択行により、リストや円グラフ、所長所見を印刷できます。図の「印刷」ボタンをクリックしてください。(各タブにある「印刷」ボタンは全て同じ動作をします。)
 下図のような印刷項目を選択する画面が表示されるので、印刷しない項目のチェックを外してから「印刷プレビュー」ボタンをクリックしてください。印刷プレビュー画面での操作はこちらを参照してください。