[管理者]編集ロックの強制解除


 この機能の操作には管理者権限が必要です。
 この機能はシステムエラーなどで編集ロックが解除されなくなってしまった案件の編集ロックを強制的に解除して編集できるようにします。
 編集のロックは「案件データ」と「人物・団体データ」の二種類あります。「案件データ」は、その案件だけで使用されますが、人物・団体の個人情報は複数の案件で同時使用されている可能性があり、これらは性質の異なるデータでます。法務ベース3では、これらを別々に処理しています。

 編集ロックとは

 編集ロックは先に編集を開始したユーザーの編集結果を上書きしてしまわないように、後から同じデータを編集しようとする操作を防ぐためものです。
 編集がロックされている場合、図のようなマークが表示パッドの右上に表示される場合と、編集ボタンをクリックしたときに警告の画面が表示される場合の二通りがあります。
 上の図のマークをクリックすると編集しているユーザーと、その時間が分かります。強制的に解除する前に、問い合わせてみるkとをお勧めします。
 編集ロックを強制解除するということは、先の編集を無視して上書きを許すことになるので、編集結果が意図しない内容になる場合があることに留意してください。

 強制解除は「管理者」メニューから「編集ロックの強制解除」を選びます

 リストから解除したい案件または人物・団体を選びます

 編集ロックされた案件のリストが表示されるので、ロックを解除したい案件をクリックして選びます。経過時間は、ロックされてから、このリストが表示されたときまでの時間です。経過時間が異常に大きい場合はシステムエラーで解除できなかった可能性があります。
 いずれにしても、解除しようとしている案件を誰も参照していないことを確認してから解除してください。強制解除した後で、二重に同時編集されると、データ内容が意図しないものに置き換わることがあります。
 この画面を表示した後のユーザーの操作によっては、既にロックが解除されている場合があるので、この画面を表示s手から相当時間が経過した場合は、「最新の情報に更新」ボタンをクリックしてリストを更新してください。
 人物・団体のロックを解除したい場合は「人物・団体データ」を選び、ロック中の人物・団体を選びます。人物・団体を選んでロックを解除した場合、解除されるのは、その人物・団体のロックだけで、参加人や関係人となっている案件のロックは、そのままです。解除される範囲が限定的なので、これで済む場合は人物・団体のみのロック解除を行ってください。

 「解除」ボタンをクリックします

 「解除」ボタンをクリックすると確認の画面が表示されるので、内容を読んでから「はい」をクリックするとロックが解除されます。
 解除を実施しても、強制解除する前から表示している案件や人物・団体のロックは解除されません。データベース上で解除したデータが画面上のデータに反映していないからです。反映させるには表示パッドの左上アイコンをクリックし「案件再ロード・再表示」を選びます。このメニューは案件表示パッドばかりでなく、案件関連の表示パッド全てにあります。いづれか一つを選ぶと、その案件全てのデータが再ロードされます。
 法務ベース3では、ほとんどの操作が画面上ばかりでなく、他のパソコンの画面にも反映するようになっていますが、編集ロックの強制解除はごく稀に必要になる操作なので、現バージョンでは編集ロックの自動画面更新はサポートしていません。