業務負担計数表示について

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 業務負担計数表示の目的と課題

 業務負担係数は各スタッフの業務負担の度合いを数値化したものです。その目的は、新規に受け付けた案件の担当者を決める際、一つの有力な指標を提供することです。
 理想的に数値化できれば、負担係数の現在値が最小のスタッフに自動的に割り振ることができますが、どのデータをどう判断すれば理想に近づくのか模索状態です。

 計数計算の現状

 現状では次の3つの要素で計算しています。
 まず、計算対象を仕掛中案件([登録]日付があって[残有][終了]の日付がない案件)に限定します。
 次に、案件スタッフの役割分類に従い[主任][副主任][補助]に分類します。
 最後に、案件種別で分類します。
 以上の抽出と分類を利用し、案件種別毎に[主任][副主任][補助]に計数を設定しておき、スタッフ毎、案件毎に集計し比較表示します。例えばスタッフAさんの仕掛中案件が2件あり、一般事件(民事)交通事故案件では主任を、一般事件(民事)損害賠償案件では副主任を担当している場合、図の表から係数60と係数30を加えてスタッフAさんの業務負担計数は90ということになります。

 係数設定

 上の係数表は[管理者]が行います。
 「管理者」メニューの「案件」→「業務負担係数の設定」を選ぶと「業務負担係数の設定」画面が表示されます。

 設定画面の一覧表は直接編集できます。編集後に「設定」ボタンをクリックすると設定完了です。
 初期値は全ての案件種別で同じです。[主任]60、[副主任]30、「補助」15になっています。[主任]の負担は[副主任]の倍で[補助]の4倍、[副主任]の負担は[補助]の倍という想定です。試験運用の結果、別の想定を既定としたほうが良い場合は、既定自体を変更する必要があります。

 計数の表示

 計数の表示は「集計・統計」メニューから「業務負担状況の表示」を選ぶと表示されます。
 一覧表上部に弁護士、下部に事務員が、それぞれの中で係数が低い者順に表示されます。計数が理想的に集計されていれば、最上位のスタッフに新たに受け付けた案件を依頼することになります。さらに将来、自動的に割り振られることになるでしょう。
 色分けの区分は計数ではなく件数です。特定の役割に偏っているスタッフを見つけやすくなっています。